
今回は「アーガイルディッシュ」の原材料や成分を本音で評価してみました。
実際に購入した飼い主さんの口コミも紹介しているので、ぜひ購入前の参考にしてみてください。
※今回は「ウィステリア・アダルト」を例に詳しく見ていきます
この記事の目次
アーガイルディッシュってどんなドッグフード?

参考価格 | 2354円(800g) |
1kgあたりの価格 | 約2943円 |
原産国 | オーストラリア |
粗悪な原材料 | 牛肉 |
酸化防止剤 | 危険性なし |
着色料 | なし |
販売場所 | 楽天、ネット通販サイトなど |
評価 | Bクラス |
アーガイルディッシュはオーストラリア産のオーガニックフードです。
原材料に着色料や香料などの添加物も使用されておらず、オーガニックという言葉に嘘はありません。
しかし、先に結論からいうと、アーガイルディッシュは一般的にアレルギーになりやすい牛肉を主原料に使用しています。
涙やけの評判も悪くありませんが、原材料としては涙やけケアに不向きかもしれません。
また、1kgあたり約3000円という値段の高さを考えるとややコスパは悪い印象を受けました。
『アーガイルディッシュ』の原材料・成分の安全性を評価
それではさっそく原材料と成分を具体的に見ていきましょう。※以下、好ましくない原材料があれば赤文字にしています
有機動物性タンパク質(ラム肉、牛肉) 、有機全粒シリアル(玄米、オーツ麦、白たかきび、ミレット、大麦) 、有機植物性タンパク質(ひまわり種子) 、オメガ3&6植物性オイル(フラキシードオイル) 、ブルーベリー抽出物、ユッカ、クロレラ、ビタミン&アミノ酸キレートミネラル(*1)
(*1) ビタミン(ビタミンA、ビタミンB1、B6、B12、リボフラビン、ビオチン、ナイアシン、パントテン酸、塩化コリン、L-アスコルビン酸、ビタミンD3、β-カロテン、アミノ酸亜鉛キレート、アミノ酸鉄キレート、アミノ酸マンガンキレート、アミノ酸銅キレート、ヨウ素酸カルシウム、塩化カリウム、亜セレン酸ナトリウム、アミノ酸類(アルギニン、トリプトファン、リジン、L-カルニチン)、タウリン、イオウ、クエン酸
主原料にラム肉・牛肉を使っているため、犬に必要な『動物性タンパク質』は十分に摂れるのが特徴です。
危険な添加物も見られず、原材料を見た感じは安心して愛犬に食べさせられます。
しかし、とにもかくにも原材料が無機質です。
野菜やフルーツなどの食材があまり見られず、そのかわりにビタミン・ミネラルの表記が大量…。
個人的には、必要な栄養素のほとんどをビタミンやミネラルの添加で補っているのでは?という印象を受けました。
1kg2000円前後でも、栄養素を補うために野菜フルーツをたっぷり使用しているドッグフードはたくさんありますからね。
フード名 | モグワン |
原材料 | チキン&サーモン53%(チキン生肉20%、生サーモン11%、乾燥チキン11%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ジンジャー、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌 |
1kgあたりの価格 | 約1980円 |
実際に、当サイトでもオススメしているモグワンドッグフードと原材料を比較してみました。
パッと見ても、モグワンのほうが野菜やフルーツがたっぷり入っていて、自然の食材から栄養が摂れるようになっていますよね。
しかも、モグワンのほうが1kgあたりの値段も安く、「アーガイルディッシュの良さって何だろう…」と小一時間考え込んでしまいました。
グレインフリーではない!消化不良やアレルギーに注意

アーガイルディッシュの原材料には、一般的に犬にとって消化が悪くアレルギーになりやすい穀物も含まれています。
使用されている『玄米』『大麦』などは穀物のなかでもアレルギー性は低いですが、グレインフリー派にとってはマイナスポイントです。
「涙やけをなんとかしたい」という人にも不向きといえます。
主原料の牛肉はアレルギー性が激高

アーガイルディッシュの主原料には『牛肉』が使用されています。
実は、『牛肉』は数ある食材のなかでも犬がアレルギーを起こしやすい食材として知られています。
「アーガイルディッシュでアレルギーになった」という口コミは見かけませんでしたが、アレルギー体質の子は避けたほうが無難でしょう。
- 牛肉(34%)
- 乳製品(17%)
- チキン(15%)
- 小麦(13%)
- 大豆(6%)
※2015年ドイツミュンヘンの『ルートヴィヒ・マクシミリアン大学』の調査結果を参照
アーガイルディッシュの成分を分析
粗タンパク質 | 23%以上 |
粗脂肪 | 10%以上 |
粗繊維 | 5%以下 |
粗灰分 | 7%以下 |
水分 | 11%以下 |
カロリー | 340kcal/100g |
タンパク質は十分な数値です。犬に必要な「動物性たんぱく質」はしっかり摂れますね。
また、ラム肉メインということでプレミアムドッグフードのなかでも低脂肪となっています。
太りやすい子には嬉しいポイントですし、成分値に関しては文句なしでしょう。
犬レンジャイの総評
原材料にはオーガニックな食材を使用し、余計な添加物なども見られません。
ただ、どうしても野菜やフルーツの少なさ、そして『牛肉』が引っかかってしまいます。
1kgあたりの値段を考えてもコストパフォーマンスは悪いと感じたので、全体的な評価はBクラスとさせていただきました。
牛肉はもちろん、穀物も一切使用していないドッグフードも当たり前になっている現状、わざわざアーガイルディッシュを選ぶ理由もない気がします。
⇒【口コミ断トツ】涙やけが気になる犬におすすめの最高級ドッグフード
『アーガイルディッシュ』の口コミ・評判

実際に『アーガイルディッシュ』(ウィステリア)を購入した飼い主さんの口コミや評判もいくつかピックアップしてみました。
値段は高いが、良いご飯です。購入してひと粒食べてみましたが、ドッグフードと言わなければちょっと塩っ気の足りない食べ物って感じ。
食いつきを良くするような香料などは一切感じられませんでした。
賞味期限が短い(化学保存料が入っていない)ので、買いだめできないですが、これからも購入し続けようと思います。
愛犬も気に入ってくれたようで、よく食べております。
涙やけが治りました。食の細い犬ですが、以前より食いつきも良いし、涙やけがすっかり治りました。
トイプードルの愛犬が大好きです。やはりお肉の味が最高のようです。
こちらのフードに変えてから、2匹とも食事を待ちきれない様子でガツガツ食べます。
安心して食べさせられるドッグフードだと思います!
食いつきが良く、おかわりの催促もします。ちょっと値段が高いですが、大切な家族なので続けてみたいと思います。
原材料がしっかりして混じり気のないものなので安心して食べさせられます。でも、酸化がちょっと心配…。
口コミの大半はポジティブな内容で、「食いつきが良い」「安心して食べさせられる」という声が目立ちました。
「ちょっと値段が高い…」という声もいくつかありましたが、「愛犬の健康のためにも続けてみたいと思う」という声も多いですね。
まとめ
今回は『アーガイルディッシュ』の原材料や成分を評価してみました。
口コミや評判も良く、原材料も安全なので、「食いつきが良い安全なドッグフードが欲しい」という方は一度試してみても良いでしょう。
ただし、牛肉や穀物が使用されているため、「愛犬の涙やけを治したい!」という人にはオススメしません。
アーガイルディッシュよりも値段が安くて、涙やけの口コミが良いドッグフードは他にもあります。
⇒【口コミ断トツ】涙やけが気になる犬におすすめの最高級ドッグフード