
「糖尿病の食事管理ってどうしたらいいの?」「ドッグフードもいくつか調べてみたけど、どれがいいか分からない」
そんなあなたに向けて、今回はおすすめの糖尿病ドッグフードを紹介します。
この記事を読めば、
- 愛犬の糖尿病を悪化させないための食事療法
- 同じ糖尿病のワンコたちが食べている人気ドッグフード
が分かります。
この記事の目次
【超重要】糖尿病の食事の絶対ルール

糖尿病の犬の食事には絶対的な1つのルールがあります。それは、何が何でも血糖値を抑えることです。
糖尿病の愛犬を持つ飼い主さんなら当然ご存知でしょうが、愛犬の寿命に直結する部分なので、復習だと思って少しだけお付き合いください。
血糖値を抑えないと地獄が待っています

なぜ糖尿病の犬は血糖値を抑える必要があるかというと、高血糖は合併症を引き起こすからです。
糖尿病の犬は『インスリン』の働きが弱く、ブドウ糖を取り込めません。そのため、血液中にブドウ糖がとどまり高血糖が続いてしまいます。
ただ単にブドウ糖が血液中にとどまっているだけなら糖尿病もコントロールしやすいのですが…
厄介なのはインスリンがなくてもブドウ糖を取り込んでしまう臓器があるということです。
- 腎臓
- 眼(網膜)
- 神経
これらの臓器はインスリンの有無に関わらず、血液中にあふれたブドウ糖をどんどん取り込んでしまいます。
糖尿病の合併症として「腎臓の疾患」や「白内障」がよく挙げられますが、その理由がまさにコレです。
想像してください。ただでさえ愛犬の糖尿病で手一杯なのに、そこに腎臓病や白内障が加わったときのことを…そこに待つのは地獄ですよね。
血糖値を抑えることの重要性、改めて理解してもらえればと思います。

糖尿病の犬のドッグフード選び|ポイントは3つ!
糖尿病の犬のドッグフードを選ぶ際のポイントは3つです。
3つすべてを満たすドッグフードとなると、その数はかなり限られてきますが、それでも譲れない3つの条件です。
【1】炭水化物の種類と食物繊維が豊富であること

血糖値が上昇してしまう要因は、ドッグフードに含まれる炭水化物です。
そのため、消化速度の異なる複数の炭水化物を組み合わせているドッグフードを選ばなくてはなりません。
また、食物繊維も糖の吸収を緩やかにし、血糖値アップを抑制してくれます。
さらに食物繊維には、糖尿病と併発しやすい「高脂血症」や「高血糖」の原因にもなるコレステロール・中性脂肪を絡めとり、発症を抑える働きもあります。

特に、玄米・大麦・イモ類などは豊富な食物繊維を含んだ炭水化物で、消化にも時間がかかるため、血糖値の急上昇を抑えてくれます。
このように、複数の炭水化物や食物繊維の多い原材料を使用したドッグフードを選ぶのが1つ目のポイントです。

【2】低脂肪・低カロリーであること

2つ目のポイントは低脂肪・低カロリーであることです。
糖尿病の原因で最も多いのは“肥満”ですが、糖尿病になってからも太りすぎがダメなのは同じです。
肥満は糖尿病を悪化させるだけでなく、足腰にも負担をかけます。万が一ケガでもして運動ができなくなると、さらに太って糖尿病が深刻化…という悪魔のループに陥ります。
とりわけシニア犬は運動量や基礎代謝が落ちるため、太りやすいことはお忘れなく。

【3】栄養価が高く安全であること

最後に、栄養価が高く安全なドッグフードを選ぶということです。
どれだけ糖尿病に配慮されていても、どれだけ低脂肪・低カロリーでも、栄養不足になってしまっては元も子もありません。
また、酸化防止剤や保存料などの添加物を使用しているドッグフードも論外です。
添加物はアレルギーやガンのリスクを高めるだけでなく、その他の原材料の消化・吸収をも妨げます。
糖尿病のワンコが毎日添加物を摂取している場合ではないので、原材料をチェックして無添加であることを確認しなければいけません。

【結論です】糖尿病におすすめのドッグフードはコレしかない!

最後になりますが、私が糖尿病の犬におすすめできるのは「犬心」だけです。
糖尿病のドッグフードと言えば、
- ロイヤルカナン~糖コントロール~
- ヒルズ w/d
などの名前も挙がりますが、これらをオススメすることは絶対にありません(その理由は後で解説)。
「犬心」は糖尿病をはじめとした高血糖に悩む犬のための特別療法食です。そもそもコンセプトから市販のドッグフードとは全く違うんです。
当然、ここまでに紹介した3つの条件を満たしていますし、糖尿病などに悩むワンコたちからのリピート率95%以上という数字がその品質を物語っています。
糖尿病にとことん配慮された原材料
生肉(牛・馬・鶏)、各生魚、魚粉、玄米、大麦、さつま芋、じゃが芋、ゴマ、ココナッツ、とうもろこし、大豆、ホエイ、海藻、花びらたけ、ひまわり油、冬虫夏草、乳酸菌群、ビール酵母、オリゴ糖
「犬心」はヒトでも食べられる食材を使った無添加ドッグフードです。着色料や香料などの添加物のせいで、アレルギーや消化不良になる可能性はゼロです。
当然、血糖値アップにつながる消化の良い糖質は制限されていて、その代わりに糖吸収をブロックする食物繊維バランスが考えられています。
先に紹介した「玄米・大麦・さつま芋・じゃが芋」などの食物繊維を含む炭水化物もしっかり使用されています。
栄養価が高いのに低脂肪・低カロリー

粗タンパク質 | 23~27% |
粗脂肪 | 5~9% |
粗繊維 | 5~8% |
カロリー | 325kcal/100g |
成分値を見ても分かるように、「犬心」は肥満予防を考えて低脂肪・低カロリーになっています。
正直、そのへんの体重管理用ドッグフードと比べても脂質・カロリーは抑えられています。
しかも、タンパク質もたっぷり摂れます。特別療法食なのに、一般的なドッグフードよりも高タンパクで栄養価が高いんです。
糖尿病用のドッグフードって、どうしても血糖値コントロールが最優先で、栄養価は後回しのイメージがありますよね?
「犬心」はそうじゃないんです。療法食なのに栄養もしっかり摂れる。これが他の糖尿病用ドッグフードと大きく異なる点だと思います。
併発リスクの高い合併症も同時にケアできる
最後に、「犬心」は糖尿病と併発しやすい6つの病気も同時にケアできます。これも「犬心」をオススメする理由の1つです。

これら7つの疾患は、原因が同じで併発リスクの高い病気です。糖尿病の犬もこれらの病気を同時にケアすることが不可欠です。
でも、ここまで考えて作られた糖尿病用ドッグフードって他にないと思います。
「糖尿病だけで留めておきたい」という飼い主さんの希望をも叶えたドッグフードなんです。
糖尿病の犬の飼い主さんの口コミ・評判

8才で糖尿病になり、糖尿病用のフードを探し当てたのが「犬心」でした。半信半疑でしたが食べ始めて1~2ヶ月で血糖値も(糖尿病なので正常値よりは高いものの)、今までに無い数値に。
主治医から「インシュリン-2ユニット少なくても大丈夫」とお墨付きを頂きました。ただ病院でも不思議がられましたw
ずっとフードジプシーしておりましたが、やっと我が子に合うフードに辿り着いた事に嬉しく思います♡
犬心を与えるようになってから、糖尿病は「999」測定不能値まで上昇した血糖値がインシュリン注射と食養生で「200」前後までコントロールできています。
数か月しか一緒にいられない?!そんな恐怖はいま消え去りました。10歳と6ヶ月、シニア犬ではありますけれども歩く元気遊ぶ元気な時間が戻ってきたこと心から嬉しく思っています。
1年半ほど前に、クッシング症候群と診断され、途中から糖尿病も発症し、何か身体にいいフードはないかとネットで調べたところ、犬心を知りました。
初めて犬心を手にした時、今までのフードにはなかった匂いに、これはとてもいいフードだなと思い、安心して与えています。
愛犬は糖尿病です。6才で発症し、ひどい時はブルブルふるえるような仕草をとります。
獣医さんに勧められた療法食があまり好きではないようで、食事管理にも気を使ってきました。
でも、今は「犬心」があるから安心しています。安全で良いものだと思うし、愛犬も気に入っているようで、犬心をとにかく欲しがります。
膵炎・糖尿病・高脂血を併発し、本当にショックでした。ダメかもしれないと思ったこともありました。
犬心は、食いつきが良く、便質が程なく変わりました。
ウチのワンコに合っているなと思いましたね。
犬心の口コミを見ると、「愛犬の食事管理ができて良かった」と安心しているのがよく分かります。
これまで普通の生活を送っていたのに、いきなり糖尿病と診断された…。そんなの食事管理が分からないのも当然です。分かるわけがありません。
でも、「犬心」はそんな飼い主さんに向けて作られたドッグフードです。
正直、ペットショップなどでの店頭販売もなく、一般の犬向けに作られたドッグフードでもないので、「犬心」の知名度はそこまで高くないと思います。
でも、高血糖・高脂血のワンちゃんたちからのリピート率95%以上という実績を見れば、いかに必要とされているかが分かります。
「血糖値が下がった」という口コミもあるように、糖尿病の犬には必要なドッグフードだと思いますよ。
他の糖尿病用ドッグフードではダメなのか

糖尿病のドッグフードのなかでも知名度が高いのは以下の2つでしょう。
- ロイヤルカナン~糖コントロール~
- ヒルズ w/d
でも、私はこれら2つのドッグフードをオススメすることはありません。
その理由は発ガン性物質を使っていたり、リコールを繰り返しているからです。これは中身以前の問題です。
【本音】ロイヤルカナン・糖コントロールの悪評

まず、ロイヤルカナンが糖尿病の犬に向けて発売している「糖コントロール」ですが、発ガン性のある酸化防止剤が使われています。
BHAはガソリンの酸化防止剤として合成された化学物質です。動物実験では発ガン性・歩行障害・呼吸困難などが確認されています(没食子酸プロピルも同様)。
なぜこんなものが使用されているかというと、酸化を防止する力が強いからです。
それと、ペットフードが食品ではなく「雑貨」に該当する日本では使用が許可されているからです。
関連:国産の闇を暴露。ドッグフードの原産国から良し悪しを見抜く方法
なお、この件に関しては多くの愛犬家や機関が抗議をしてきましたが、「健康異常が出るような量は使用していない」の一点張り。
ロイヤルカナンは過去に何度もリコールを起こしていますし、2007年に3600匹以上のペットが死んだメラミン混入事件のリコール対象にもなっています。

【本音】ヒルズw/dの悪評

ヒルズも糖尿病・体重管理に対応した特別療法食「w/d」を販売しています。
ロイヤルカナン同様、ヒルズも過去に何度もリコールを起こしており、最近では2019年3月にも自主回収をしています。
原因は「ビタミンD過剰の可能性」だそうですが、驚いたことに糖尿病の特別療法食である「w/d」も自主回収の対象になっています。

※ペットフードのリコール情報は一般社団法人・ペットフード協会のホームページで確認可能です。
まとめ
今回は糖尿病の食事のポイントやドッグフード選びについて解説しました。
糖尿病の愛犬の食事管理をおろそかにすれば、そこに待つのは糖尿病の悪化や命にかかわる合併症です。
かといって、適当にドッグフードを選んでしまっては愛犬の健康を害する可能性もあります。
なんとも私たち消費者には優しくない世の中ですが、「犬心」なら毎日の食事管理は安心して任せられるので、気になる方はお試しだけでも試してみてください。