
「ドゥロイヤルのシニア用って実際どうなの?」「できるだけ長生きできるようなシニア用のフードが欲しい」
そんな飼い主さんに向けて、今回は「ドゥロイヤル・シニア」の原材料や成分を本音で評価してみました。
記事下部では実際に購入した飼い主さんの口コミも紹介しているので、ぜひ購入前の参考にしてみてください。
この記事の目次
『ドゥロイヤル・シニア』の基本情報

出典:Amazon.co.jp
参考価格 | 2470円(600g) |
1kgあたりの価格 | 約4117円 |
原産国 | 日本 |
粗悪な原材料 | 牛肉、小麦粉など |
酸化防止剤 | ソルビン酸カリウム(保存料) |
着色料 | 亜硝酸ナトリウム |
販売場所 | 店頭販売、Amazon、楽天など |
評価 | Dクラス |
ドゥロイヤルシリーズの公式サイトを見てまず初めに驚いたのが、「人が食べないもの(野菜の皮など)ほど栄養価値が高く、体に良いものがあることを忘れてはいけません」と記述されている点です。
こうして、人間でも食べられる食材のみを使用した「ヒューマングレード」を否定しているドッグフードは初めて見ました。
1kgあたりの価格は4000円以上とかなり高価ですが、果たしてヒューマングレードを超えるような原材料になっているのでしょうか?
『ドゥロイヤル・シニア』の原材料・成分の安全性を評価

それではさっそく原材料と成分を見ていきましょう。※以下、好ましくない原材料があれば赤文字にします
粗タンパク質 | 21.0%以上 |
粗脂肪 | 4.0%以上 |
粗繊維 | 2.5%以下 |
粗灰分 | 6.5%以下 |
水分 | 35.0%以下 |
カロリー | 255kcal/100g |

副産物ミールなどは使わず、新鮮な食材のみを使用した原材料は評価できますが、犬にとって好ましくないとされる原材料がたくさん見られました。
脂肪分やカロリーを抑えたり、関節サポート成分の「コンドロイチン」を使用したりとシニア犬に配慮している点もいくつか見られましたが、それ以上にデメリットが目立った印象です。
以下、原材料で気になったところをカンタンに解説します。
主原料『牛肉』はアレルギー性激高

- 牛肉(34%)
- 乳製品(17%)
- チキン(15%)
- 小麦(13%)
- 大豆(6%)
※2015年ドイツミュンヘンの『ルートヴィヒ・マクシミリアン大学』の調査結果を参照
主原料に使用されている『牛肉』はアレルギーを起こしやすいことで知られています。
もちろん全ての子が牛肉アレルギーになるわけではありませんが、免疫力の落ちたシニア犬は避けたほうが無難だと私は思います。
また、アレルギーになりやすい食材の上位に入る『小麦』も使用されている点もマイナス評価させていただきました。
健康を害するかもしれない添加物が使用されている

原材料の「ソルビトール」「亜硝酸ナトリウム」「ソルビン酸カリウム」などはいずれも人工添加物です。もちろん、これらは犬のカラダに悪影響を及ぼす可能性のある原材料です。
例えば、亜硝酸ナトリウムはお肉の色を鮮やかに見せる発色剤で、ハムやソーセージなどによく使用されます。
しかし、亜硝酸ナトリウムは肉類に含まれるアミンに反応し、胃の中でニトロソアミン(発ガン性物質)を作り出します。
また、保存料であるソルビン酸カリウムにおいては、動物実験で発育不良や肝臓障害を引き起こすことが認められています。
犬レンジャイの総評

原材料はいずれも新鮮な食材ですが、「本当に犬の健康のことを第一に考えて作られたドッグフードか?」と問われると、自信をもってうなずけないのが正直なところです。
1kgあたり4000円以上という値段を考えても、コストパフォーマンスは悪いように感じました。もう少し安い値段でも、シニア犬の長生きのためになるドッグフードはあります。
『ドゥロイヤル・シニア』の口コミ・評判

実際に『ドゥロイヤル・シニア』を購入した飼い主さんの口コミや評判もいくつかピックアップしてみました。
母が飼っているチワワは偏食で、食べることに興味がありません。いろいろと苦労してフードをあれこれと試しましたが、これはどうにか食べてくれています。
朝起きてこれを食べるのを楽しみにしています。この商品で1日1日が元気になってきているみたいです。
WEBでドゥロイヤルを知り、思ったより金額が安かった。買うならネットで。
こんな添加物まみれのドッグフードを犬に与える人の気持ちが分からない。
この値段でこの原材料。もっと良いドッグフードはありますよ。
良く食べるし、このまま食べて食えるフードはこれだけです。
ドゥロイヤルですが、発ガン性物質が使用されているのが食べさせていません。
うちの子たちはこれじゃないと食べないので、これがないと困ります。
口コミを見てみると「食いつきが良い」という声が多く、偏食の子でもこれなら食べるというケースも多いようです。
しかし、一方で「発ガン性物質が多いから買わない」「値段が高いし、添加物があるから与えない」と、原材料を見た時点で購入を控える方がいるのも事実です。
まとめ
いかがだったでしょうか?今回は『ドゥロイヤル・シニア』の原材料や成分を評価してみました。
口コミのなかには「牛肉アレルギーになった」「添加物のせいでガンになった」という声は見られませんでしたが、そのリスクがある以上筆者からはオススメできません。
ドゥロイヤルはドッグフードのなかでもトップクラスの価格となっていますが、もう少し安いドッグフードでもシニア犬のためになるドッグフードはあると思います。