

「愛犬元気の『グランデリ』って安全なの?」「添加物の危険性やみんなの口コミが知りたい」
そんな飼い主さんに向けて、今回は愛犬元気の『グランデリ』の原材料や成分を本音で評価してみました。
実際に使っている飼い主さんの口コミや評判とともに、メリットやデメリットなども見ていきたいと思います。
「グランデリを買おうか迷っている」という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事の目次
『グラン・デリ』の基本情報

出典:Amazon.co.jp
参考価格 | 1382円(1.8kg) |
1kgあたりの価格 | 約768円 |
販売会社 | ユニ・チャーム |
生産国 | 日本 |
粗悪な原材料 | ビーフミール・動物性油脂など |
酸化防止剤 | 危険性はナシ |
着色料 | 二酸化チタン、赤色40号など |
販売場所 | 店頭販売、Amazon、楽天など |
総合評価 | Dクラス |
国内大手ドッグフードメーカーのユニ・チャームが販売する『グランデリ』シリーズ。
かつては『銀のさら』シリーズとして販売されていましたが、2016年に『グラン・デリ』に改定されました。
メーカー公式サイトによると、「愛犬が大好きな素材を豊富に使用したグルメなワンちゃんにピッタリな美味しいドライフード」とのこと。
その他の『愛犬元気』シリーズよりもやや値段が高いのが特徴です。
『グラン・デリ』の原材料・成分の安全性を評価

それでは、さっそく『グランデリ』の原材料と成分を見ていきましょう。今回は『成犬用』を例に、詳しく分析していきたいと思います。
好ましくない原材料を赤字にしてみましたが…真っ赤に染まりましたね。
当サイトではDクラス「原材料は低品質。犬の健康を考えるとおすすめできない」としました。おそらくドッグフードの知識がある方なら同じように判断されるはずです。
ここからは「グランデリのどこがダメなのか?」を解説していきます。今後ご自身で安全なドッグフードが選べるよう、勉強も兼ねて読み進めていただければと思います。
「ダメだと分かったからもういいや」という人はせっかくなので、以下の記事を参考にワンちゃんにピッタリのドッグフードを探してみてください。
【1】主原料がただただ粗悪…

まず、ドッグフードの良し悪しを決める主原料ですが、グランデリの主原料はハッキリ言って“終わってます”。
パン粉をメインに食べる犬がどこにいるんでしょうか…というか、あなたはパン粉の量が一番多いドッグフードを愛犬に与えたいですか?
また、トウモロコシ・小麦はアレルギー性が高いことで知られ、多くのワンコが苦しむ穀物アレルギーの最たる原因です。
おまけに肉類にいたっては中身が不明です。○○ミールや○○エキスでは動物のどの部分なのかも分かりません。当然、産地も分かりません。
使っている食材に自信があれば「チキン生肉(九州産)」などと表記するのが普通です。
これでは「クチバシ・トサカ・内臓などが入っています」と言っているようなものです。
【2】「うんちが固くなった」とだまされないで!

グランデリには「ビートパルプ」が含まれています。ビートパルプはサトウダイコン(甜菜)の搾りカスです。
ビートパルプは激安ドッグフードによく見られる“かさ増しのエース”です。サトウダイコンの搾りカスなんて本来は捨てる部分なので、原価ゼロです。
厄介なことにこのビートパルプは食物繊維を多く含むため、うんちを固くする性質があります。いや、無理やり固くするといったほうが適切でしょうか。
激安ドッグフードに限って「うんちが固くなった!」「軟便や下痢とは無縁です!」なんて口コミがあふれるのですが、違うんです。無理やり固められているだけなんです。
【3】危険度MAXの添加物たっぷり

赤字はすべて犬の健康にまったく関係のない不要な添加物です。
詳しくはひと目で分かる!ドッグフードの危険な原材料と添加物で解説しているので割愛しますが、例えば、
- ソルビン酸カリウム…動物実験で発育不良・肝臓障害が確認された
- プロピレングリコール…過剰摂取で腸閉塞・アレルギーの危険性
- 着色料○○号…発ガン性やアレルギーの可能性
といった危険性があり、間違っても犬が毎日食べるドッグフードに入れるべきものではありません。

そもそも犬は色の識別が弱く、色鮮やかなフードを見て「美味しそう」なんて思いません。
では、「色鮮やかなフードのほうが美味しそう」と思うのは誰ですか?そう、消費者、つまり私たち飼い主です。
大量の保存料により賞味期限が伸びて喜ぶのは誰ですか?ワンコですか?違います、私たち飼い主ですよね。
このように人工添加物は“犬の健康のため”ではなく、“飼い主さんを喜ばせるため=売り上げを伸ばすため”に使われるんです。
今では無添加ドッグフードが当たり前の時代です。これを機に、大切な愛犬のために無添加ドッグフードを選んであげてください。
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グランデリの成分をチェック
タンパク質 | 21.0%以上 |
脂質 | 10.0%以上 |
粗繊維 | 4.5%以下 |
粗灰分 | 8.5%以下 |
水分 | 12.0%以下 |
エネルギー | 約355kcal/100g |
保証成分値もチェックしておきます。「タンパク質21.0%」はやや少なめです。
犬にとってタンパク質はいわば主食。理想は「タンパク質25%前後」です。
しかもグランデリの場合、このタンパク質のほとんどがトウモロコシや小麦などの植物性タンパク質です。
犬に必要なのはお肉などの動物性タンパク質なので、グランデリの栄養価は相当低いと思います。
愛犬元気『グランデリ』の口コミ・評判

私は犬では無いので旨い不味いは判りませんが「ご飯だよ。」と言うと大喜びで跳んで来るので相当美味しいのでしょう。
「またこれか…。」みたいな反応ではなく、「ワーイ!」みたいな空気がちゃんと伝わります。いりことか入ってるし、見た目も臭いも確かに美味しそう…。
トイプードルを飼っていますがお腹が弱い子でドックフードによっては下痢をしてしまいますが、この愛犬元気シリーズは大丈夫のようで毎回完食しています。
グランデリをあげています。鳥ささみ、緑黄色野菜、チーズ、ビーフが入っているみたいなのですが、黄色の粒だけ残します。
主原料は犬本来の食事に適さないトウモロコシなどの穀物がメインの食材というところと、合成着色料が含まれていることが気になります。
着色料、保存料、発色剤…こんなに添加物いっぱいで、犬に病気になれと言っているようなものです。
与え続けるとどうなるか考えると怖すぎる。
生後8ヶ月のトイプードルです。ご飯を食べてくれないので、評判の良かったこちらを試しに購入しました。ですが、全く食べてくれず、寄っても来ませんでした。買わなきゃ良かったと後悔しています。
口コミを見てみると、「食いつきが良い」「ウンチが健康的になった」という良い口コミも見かけます。
でも、少し見方を変えると、動物性油脂※でコーティングしているから食いつきが良いのは当然。うんちが固くなるのはビートパルプです。
※動物性油脂…死亡した動物をミキサーして脂肪分を抜きだしたもの。粒のベタつきの原因です。
口コミを見てみると、添加物の多さなどが気になり、そもそも購入をためらう飼い主さんも多いみたいですね。
まとめ
今回は愛犬元気『グランデリ(成犬用』の原材料や成分をチェックしました。
飼い主さんたちの口コミ・評判も紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
個人的には、原材料をパッと見た時点で「あ、ヤメておこう」というレベルです。
もちろん安物のドッグフードで長生きする子もいますが、あくまでそれは結果論です。やっぱり愛犬には健康に良い食材を与えたいですよね。
ドッグフードを選ぶ際には、原材料や成分などを踏まえて、納得のいくものを選ぶようにしたいものですね。