
「馬肉ドッグフードのメリットや実際の効果が知りたい」「うちの子にも馬肉ドッグフードは合うのかな…?」
あなたもこんな風に悩んでいませんか?
この記事を読めば、馬肉ドッグフードのメリットはもちろん、愛犬に合うのかどうかもハッキリ分かります。
実際に馬肉ドッグフードを使っている人の口コミ、向き不向きについても書いているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
栄養バランスが抜群!馬肉ドッグフードの特徴

馬肉ドッグフードは犬の健康面へのメリットも大きく、近年注目されているドッグフードです。
まだまだ馬肉の流通量が少なく、チキンなどのドッグフードに比べると種類も少ないですが、着実に馬肉ドッグフードの数は増えています。
そんな馬肉ドッグフードの主原料にもなる馬肉、実はケタ違いに脂質とカロリーが低いことを知っていましたか?
(100gあたり) | タンパク質 | 脂質 | カロリー |
牛肉 | 17g | 24g | 298kcal |
チキン | 25g | 13g | 229kcal |
ラム肉 | 18g | 16g | 198kcal |
豚肉 | 14g | 35g | 386kcal |
馬肉 | 20g | 2.5g | 110kcal |
上の表を見ると、馬肉は低脂質・低カロリーかつ高タンパクというのが一目で分かります。
馬肉はドッグフードの主原料としてまさに理想的です。
これまでトウモロコシや小麦などの穀物メインのドッグフードを食べてきた犬なら、馬肉ドッグフードに変えるだけで何らかの効果を実感できるはずです。
馬肉ドッグフードの5つのメリット・効果

続いては馬肉ドッグフードのメリットについて見ていきましょう。
- 太りにくくダイエットにも最適
- アレルギーになりにくい
- キレイな毛並み毛艶をキープできる
- 貧血の犬にはうってつけ
- シニア犬・老犬に最適
以下、それぞれについて解説していきます。
実際に馬肉ドッグフードを与えている人の口コミも記載しているので、参考にしてみてください。
1.馬肉は太りにくくダイエットにも最適

先ほども書いたように、低脂質・低カロリーというのが馬肉の最大の特徴です。
イメージしてもらうと分かりやすいのですが、馬肉って脂肪分の少ない赤身ですよね?
そのため、毎日食べても太りにくく、愛犬の体重を管理しやすいメリットがあります。
しかも、馬肉は高タンパクで栄養価も高いので健康的に痩せられます。
(実際の口コミ)
馬肉ドッグフードに変えてから、毛並みや体重に変化が!
おでぶちゃんだった愛犬も平均体重を維持するようになりました。
ダイエット用に馬肉フードを購入し、鹿肉フードをトッピングしています。
体のラインも心なしか引き締まった感じです。
2.馬肉ドッグフードはアレルギーになりにくい

犬にとって馬肉はアレルギーになりにくいお肉でもあります。
馬肉がアレルギーになりにくい理由は2つです。
1つ目は、現代の犬にとって馬肉はあまり馴染みがないから。
アレルギーというのは体の許容量を超えたときに発症しますが、馴染みのない馬肉には免疫機能も反応しにくいと言われているんです。
2つ目は、馬に添加物や医薬品などが使用されないから。
馬の体温は牛や豚に比べて5~6℃高く、寄生虫がつきにくいと言われています。
そのため、寄生虫を駆除する医薬品などが使われません。
さらに、馬の内臓は非常にデリケートなので、牛や豚のように家畜を太らせるためのホルモン剤が入った餌も食べません。
つまり馬肉においては、添加物や医薬品によるアレルギー発症のリスクが他の家畜に比べるとガクッと低くなるんです。
(実際の口コミ)
うちの子はアレルギーとストレスが原因で胃腸が弱かったのですが、徹底的にアレルゲンを省いた馬肉ドッグフードにしてからは調子が良いです。
3.馬肉ドッグフードはキレイな毛並み毛艶を維持する

馬肉にはオメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸といった不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。
不飽和脂肪酸は馬肉以外のドッグフードではわざわざ配合するほど、犬の毛並みや皮膚には欠かせない成分です。
また、馬肉は消化吸収が良いので、毛先までしっかり栄養が行き届きます。
余談ですが、私たちヒトのシャンプーで「馬油シャンプー」ってありますよね?
実は、馬油シャンプーも馬の良質な油に注目して作られた商品です。
しかも、この馬油シャンプーを使ってみると本当に髪の毛がツヤツヤになります。
(実際の口コミ)
トイプードルのきれいな毛並みを保ちたくて、食事をドライフード+馬肉にしました。
最近、犬友に「毛がツヤツヤだね」と褒められました!
4.貧血が心配な犬に馬肉ドッグフードはおすすめ

馬肉には鉄分・カルシウムといったミネラルが豊富に含まれています。
カルシウムの量だけでいえば牛肉・豚肉の3~4倍、鉄分の量はほうれん草よりも多いです。
さらに、馬肉に含まれる鉄分(ヘム鉄)は造血作用に優れ、体内への吸収が速い鉄分です。
貧血の原因の1つにカルシウムや鉄分の不足が挙げられますが、馬肉ドッグフードなら毎日の食事からカルシウム・鉄分を十分に補えます。
貧血気味の犬にはまさにうってつけのドッグフードです。
5.馬肉ドッグフードはシニア犬・老犬にも最適

シニア犬になると基礎代謝が落ち、太りやすくなります。
同時に消化能力も衰えるため、シニア犬には消化の良いお肉を与えなければいけません。
この点、馬肉は低脂質・低カロリーで太りにくく消化吸収も良いので、シニア犬に適しています。
馬肉から筋肉のもとになるタンパク質もしっかり摂れるので、足腰が衰える老犬には頼もしいお肉です。
(実際の口コミ)
最近、歳のせいか元気がなくなってきたので馬肉フードをあげてみました。
昼間も寝てばかりでしたが、起きて走り回ることも!
シニア期に入ってから少しお高い馬肉ドッグフードに変えました。
ワンコは短い人生ですが、少しでも健康に良いものを、ちょっとでも贅沢なものを与えたかった。
結果、今でもうちの子はピンピンしています。馬肉は食いつきもいい。
馬肉ドッグフードのデメリット

馬肉ドッグフードのデメリットについても簡単にまとめてみます。
- 入手しづらい
- 値段が高い
- ドッグフードの種類が少ない
馬肉ドッグフードは少し入手しづらいのが難点です。
実際、スーパーやホームセンターで馬肉のドッグフードが売られているのを私も見たことがありません。
なので、馬肉ドッグフードは基本的に通販で購入することになります。
また、馬肉は流通量が少ないので、馬肉ドッグフードの値段もやや高く、種類も限られています。
とはいえ、通販だとそのまま自宅に届けてくれるため、重たいドッグフードを運ぶ必要はありません。
最近の通販サイトは簡単に注文できるので、ネットが苦手な人でもラクチンです。
馬肉ドッグフードのデメリットも、捉え方によってはメリットです。

馬肉ドッグフードはこんな犬には不向き
- 痩せ気味の犬
- 成長期のパピー・子犬
低脂質・低カロリーな馬肉は、上記の犬にとってはデメリットにもなりかねません。
痩せ気味の犬やパピーにはカロリーの高いドッグフードを与えるようにしましょう。
馬肉ドッグフードはこんな犬におすすめ
- 太りやすい犬・ダイエット中の犬
- アレルギーが気になる犬
- 毛並みがボサボサの犬
- シニア犬・老犬
- 貧血になりやすい犬
上記のような犬なら、馬肉ドッグフードを試す価値は大いにあります。
先に紹介した口コミのように、馬肉ドッグフードに変えるだけで目に見える効果を実感できるはずです。
後悔しない馬肉ドッグフードの選び方3ポイント

最後に、失敗しない安全な馬肉ドッグフードの選び方を紹介します。
選び方のポイントはたった3つなので、誰でも簡単に実践できます。
- 無添加のものを選ぶ
- 高タンパクのものを選ぶ
- 続けやすい価格のものを選ぶ
以下、それぞれについて簡単に解説していきます。
【1】無添加のものを選ぶ
まずは着色料や香料などの添加物が使われていないドッグフードを選ぶことが大切です。
添加物は消化が悪く、アレルギーの原因にもなります。ハッキリ言って、犬の体には百害あって一利なしです。
どれだけ良質な馬肉を使用していても、添加物のせいですべてが台無しになってしまいます。
必ず「無添加」の表記があるドッグフードを選びましょう。
【2】高タンパクのものを選ぶ
ドッグフードの成分表を見て、タンパク質が25%前後はあるものを選びましょう。
※成分表はパッケージ裏にある以下のような表です。
粗タンパク質 | 27.0% |
粗脂肪 | 11.1% |
粗繊維 | 5.2% |
粗灰分 | 2.2% |
水分 | 7.0% |
カロリー | 399kcal/100g |
タンパク質は犬の主食であり、最も必要な栄養素です。
タンパク質が不足すると、毛並みが悪くなったり、体調を崩しやすくなります。
馬肉ドッグフードのなかには、ごくわずかの馬肉しか使っていないのに「馬肉」を大々的にアピールしている製品もあります。
そうした低タンパクな馬肉ドッグフードも、高タンパクというフィルターをかければ除外できます。
【3】続けやすい価格のものを選ぶ

最後は続けやすい値段のドッグフードを選ぶことです。
ドッグフードを変えてから効果が現れるまでには、2~3か月かかるのが普通です。
また、ドッグフードをコロコロ変えてしまうと、好き嫌いの激しい犬になってしまいます。
1つのドッグフードを長く与えるのが基本なので、値段にはある程度の余裕をもって選びましょう。
馬肉ドッグフードの選び方【まとめ】
- 無添加のものを選ぶ
- 高タンパクのものを選ぶ
- 続けやすい価格のものを選ぶ
上記の3つのポイントを守れば、犬の健康にとってマイナスになるようなドッグフードは確実に避けられます。
そもそも馬肉ドッグフードの種類はそこまで多くないので、高品質なドッグフードにもすぐにたどり着けるはずです。
「どの馬肉ドッグフードが良いのか分からない」「自分で探すのは面倒」
そんなときは以下の記事も合わせてご覧ください。全70種類以上のドッグフードから馬肉メインのドッグフードを厳選し、さらに厳しい基準でランク付けしています。
まとめ
今回は馬肉ドッグフードの効果・メリットについて紹介しました。
最後にもう一度内容をおさらいしておきましょう。
- 馬肉は太りにくくダイエットにも最適
- 馬肉ドッグフードはアレルギーになりにくい
- キレイな毛並み毛艶をキープできる
- 貧血の犬にはうってつけの成分を含んでいる
- シニア犬・老犬に最適な栄養バランス
馬肉ドッグフードは値段も安くないため、何かと敬遠されがちなドッグフードかもしれません。
しかし、馬肉ドッグフードのメリットは非常に大きいものです。知っている人は知っています。
「うちの子には馬肉が合っているかも」と少しでも思うのなら、一度試してみる価値はありますよ。
⇒おすすめの無添加馬肉ドッグフードランキング|これを選んでおけば間違いありません。
犬と馬肉に関するよくある質問
ご参考までに、馬肉に関するよくある質問もまとめてみました。
犬に生の馬肉を食べさせてもいいの?
生肉を食べさせてもOKです。
むしろ、馬肉に含まれるアミノ酸や酵素は加熱すると壊れてしまうので、生で与えるのが一番効果的です。
生肉だと寄生虫などが心配になりますが、馬の体温は豚や牛にくらべて5~6度高く、寄生虫や細菌がつきにくいことで知られています。
また、通販などで生の馬肉を買うと冷凍されて届きますが、実は-20℃以下に2日間置くと寄生虫は死滅するんです。
なので、最低限の検査をクリアしている馬肉なら、生で与えても問題ありません。
犬に生の馬肉を与える際の注意点
生の馬肉を与える際は必ず少量からスタートしましょう。
いきなり大量に与えてしまうと、下痢になってしまうこともあります。
また、馬肉といえどもアレルギーの可能性もゼロではありません。
以下のようなアレルギー症状が出たら、与えるのを中止しましょう。
- 痒そうにしている
- 皮膚に発疹・赤身が見られる
- 脱毛がある
- 目が充血している
馬肉ドッグフードで愛犬の皮膚炎は治るの?
馬肉ドッグフードで皮膚炎が治るとは言い切れません。
ただし、今与えているドッグフードが皮膚トラブルの原因になっている場合、馬肉ドッグフードに変えることで皮膚炎も緩和されることはあります。
馬肉はアレルギー性も低く、皮膚の健康に効果的な成分もたっぷり入っています。
皮膚トラブルのある犬にも人気なので、気になる場合は一度試してみましょう。