

「ピュリナ・プロプランって実際ってどうなの?」「添加物の危険性や口コミ・評判が知りたい」
そんな飼い主さんに向けて、今回はピュリナ『プロプラン』の原材料や成分を本音で評価してみました。
実際に購入した飼い主さんの口コミや評判とともに、メリット・デメリットも見ていきたいと思います。
この記事の目次
ピュリナプロプランの評判・口コミ

まずは、実際にピュリナプロプランを購入した飼い主さんの評判・口コミから見ていきましょう。
ピュリナプロプランの良い口コミ
評価:★★★★☆
このフードにする前は食べ残しをしたり、全く食べなかったりして困っていました。
これに変えてからは残さず食べてくれるようになりました。
評価:★★★★☆
トイプードルを飼っていますが、とても食いつきが良く喜んで食べます。
評価:★★★★★
好き嫌い激しい愛犬でも好むフード!
評価:★★★★★
ブリーダーおすすめの商品で常にこれを食べさせていますが、満足しています。
評価:★★★★☆
ミニチュアダックスで、よく吐く犬なんですが、このエサは吐かずに大丈夫でした。
評価:★★★★★
ワンコの子のみらしく、たくさん食べてくれるので、これからはコレで決まりです。
評価:★★★★☆
混ぜこぜフードのような見た目です。おなかの調子も良いみたいで元気いっぱい。
口コミの大半は「食いつきが良い」「これなら食べる!」といった声でした。
「毛並みが良くなった」「目やにがなくなった」といった目に見える効果を実感している声がなかったのは残念ですが、食いつきを求める犬には十分オススメできそうです!
ピュリナプロプランの悪い口コミ
評価:★☆☆☆☆
いままでのドッグフードに少しずつ混ぜて慣らそうとしたが、残してしまった。
何度も混ぜても残すので、これはやめます。
評価:★★☆☆☆
食べ始めから下痢になり、完全にドッグフード選びを間違えました。
評価:★☆☆☆☆
最初は喜んで食べましたが、慣れてくるとチキンだけ食べます。他は残します。
評価:★★☆☆☆
うちの犬には合わず、嘔吐の症状がでました。
ネガティブな口コミのなかには「下痢になった」「嘔吐した」という深刻な声も見かけました。
また、「うちの子は食べなかった」という声もあるように、ワンコによって合う・合わないはハッキリしているような気がします。
後ほど原材料の項目で解説しますが、原材料を見ると下痢になる子がいるのも少し納得できるんですよね…。
ピュリナ『プロプラン』ドッグフードの基本情報

出典:Amazon.co.jp
参考価格 | 5173円(7kg) |
1kgあたりの価格 | 約739円 |
販売会社 | Nestle(ネスレ) |
原産国 | オーストラリア |
粗悪な原材料 | 家畜ミール、コーングルテンなど |
酸化防止剤 | 危険性ナシ |
着色料 | 不使用 |
販売場所 | 店頭販売、Amazon、楽天など |
評価 | Cクラス |
※価格は2019年6月11日時点のAmazonを参照
『プロプラン』はコーヒーで有名なネスレ(Nestle)が手がけるドッグフードです。
今回紹介する「ピュリナ プロプラン」については公式サイトで以下のように説明されています。
2017年のウェストミンスター・ケネルクラブ・ドッグショー・ランキングにて、上位100頭中98頭のショードッグが『ピュリナ プロプラン』を使用していた。
これだけを見ると「プロに選ばれるような最高品質のフードなんだ!」って思いますよね。
1kgあたりの価格もかなりリーズナブルなので、原材料さえ良ければ今後の与えるドッグフードの選択肢の1つに入ってきそうです。
ピュリナ『プロプラン』の原材料を辛口評価

今回は「オプティライフ 小型犬・成犬用 筋肉バランスのサポート(チキン)」を例に詳しく分析していきたいと思います。
※以下、好ましくない原材料は赤文字にしています
チキン、米、家禽ミール、牛脂、脱脂大豆、コーングルテン、とうもろこし、小麦、とうもろこし胚芽、卵、たんぱく加水分解物、酵母、小麦アリューロン、フィッシュパウダー、植物性油脂、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C)、グリセリン、酸化防止剤(ミックストコフェロール)

原材料を見たうえで、当サイトではCクラス「可もなく不可もなく」としました。
その理由は、赤文字で記したように高品質なドッグフードでは決して見られないような原材料をたくさん使用しているからです。
特に使用されている穀物に問題があると感じました。
【1】中身が不透明な食材がある

原材料にある「家禽ミール」「フィッシュパウダー」などは低品質なドッグフードでよく見られる表記です。
これでは「どの家畜のどの部分なのか」がさっぱり分かりません。もっと言えば、一般的に「○○ミール」は死んだ動物の内臓やクチバシの可能性もあるので、避けるべき原材料です。
本当に使用している原材料に自信があれば、「チキン生肉(宮崎産)」といったように具体的に表記されます。
そっちのほうがメーカー側もアピールになるし、消費者としても分かりやすいですよね。
ピュリナプロプランに限っては安全かもしれませんが、なんにせよ中身が不透明で消費者に不親切であることに違いはありません。
【2】使用している穀物がダメ

ピュリナプロプランでは「トウモロコシ」「小麦」「大豆」といった穀物が使用されています。
これらは穀物のなかでもアレルギー性が高く、最近では「トウモロコシや小麦は不使用」と但し書きを入れるメーカーもあるくらいです。
それにも関わらず、「コーングルテン」「とうもろこし」「とうもろこし胚芽」と大量に使用している点はいただけません。
すべての穀物が悪というわけではりありませんが、ピュリナプロプランに使用されている穀物は消化が悪く、アレルギーにもなりやすい穀物です。
【3】野菜やフルーツが少ない

着色料や保存料といった余計な添加物が使用されていない点は評価できますが、野菜やフルーツが物足りない気がします。
あなたに1つの質問ですが、今から紹介する2つのドッグフードのどちらを愛犬に食べさせたいですか?
チキン&サーモン53%(チキン生肉20%、生サーモン11%、乾燥チキン11%、乾燥サーモン7%、チキングレイビー2%、サーモンオイル2%)、サツマイモ、エンドウ豆、レンズ豆、ひよこ豆、ビール酵母、アルファルファ、ミネラル類(硫酸第一鉄水和物、硫酸亜鉛一水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、無水ヨウ素酸カルシウム、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、ココナッツオイル、バナナ、リンゴ、海藻、クランベリー、カボチャ、カモミール、マリーゴールド、セイヨウタンポポ、トマト、ジンジャー、アスパラガス、パパイヤ、グルコサミン、メチルスフォニルメタン(MSM)、コンドロイチン、乳酸菌
1つ目のドッグフードは、主原料のチキンとサーモンがフード全体の53%を占めるお肉たっぷりのドッグフードです。
オレンジ文字の原材料は、いずれも私たちの食卓に並ぶような野菜やフルーツです。
チキン、米、家禽ミール、牛脂、脱脂大豆、コーングルテン、とうもろこし、小麦、とうもろこし胚芽、卵、たんぱく加水分解物、酵母、小麦アリューロン、フィッシュパウダー、植物性油脂、ミネラル類(カルシウム、リン、カリウム、ナトリウム、クロライド、鉄、銅、マンガン、亜鉛、ヨウ素、セレン、硫黄)、ビタミン類(A、D、E、B1、B2、パントテン酸、ナイアシン、B6、葉酸、B12、コリン、K、ビオチン、C)、グリセリン、酸化防止剤(ミックストコフェロール)
2つ目のドッグフードはチキンとお米、そして中身が分からない「家禽ミール」を主原料にしたドッグフードです。
これらの主原料がフード全体の何割を占めるかは明記されていません。また、私たちが食べるような野菜やフルーツもほとんど見られません。

ちなみに、2番目のドッグフードがピュリナプロプランです。
1番目のドッグフードは当サイトでも1番人気のモグワンドッグフードです。
ピュリナプロプランも悪いドッグフードではありませんが、決してベストなドッグフードではないというのが分かっていただけたと思います。
ピュリナプロプランの成分をチェック!
タンパク質 | 29%以上 |
脂質 | 17%以上 |
粗繊維 | 3%以下 |
灰分 | 9%以下 |
水分 | 12%以下 |
なお、保証成分値を見てみると、「粗タンパク質29%以上」と非常に高タンパクで、栄養価が高いように見えます。
ただ、原材料に穀物がたくさん使用されていることを考えると、植物性タンパク質が占める割合も大きいのかな?と思います。
犬にとって最も必要な栄養素は動物性タンパク質なので、数字だけを鵜呑みにするのは危険そうですね。
犬レンジャイの総評

主原料にチキンを使用し、危険な添加物もみられない点を除けば、普通レベルのドッグフードもしくはそれ以下という印象を受けました。
1kgあたりの価格も安くはないので、「できるだけ愛犬には良いものを与えたい!」という飼い主さんにはオススメできません。
最近はグレインフリードッグフード(穀物不使用)が流行っていますが、グレインフリーなら少なくとも穀物による消化不良やアレルギーのリスクはゼロです。
「愛犬には健康で安全なものを食べさせたい」という方にはオススメなので、ぜひ検討してみてください。
まとめ
今回は『プロプラン』の原材料や成分、飼い主さんたちの口コミもいくつか紹介しました。
「ドッグショーに参加した犬の多くが使用している」という謳い文句のわりには、原材料に好ましくない食材が目立ちます。
まぁ1kgあたりの値段もリーズナブルなので、値段相応といえばそれまでですが。
口コミを見ても分かるように、アレルギーが気になる子やお腹が弱い子は控えておいたほうが良さそうです。
ドッグフードを選ぶ際には、原材料や成分などを踏まえて、納得のいくものを選ぶようにしたいものですね。
公式サイトのうたい文句の割には…