
「ドッグフードの鹿肉と馬肉ってどこが違うの?」
「どちらが愛犬に合っているのかが知りたい」
そんな飼い主さんに向けて、この記事ではドッグフードの鹿肉と馬肉の違いについて解説しています。
鹿肉と馬肉どちらを選ぶべきか、後悔しないドッグフードの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事の目次
【早見表】ドッグフードの鹿肉と馬肉を徹底比較
鹿肉 | 馬肉 | |
タンパク質 | 22g | 20g |
脂質 | 1.5g | 2.5g |
カロリー | 109kcal | 110kcal |
メリット | ダイエットに◎、毛並み毛艶に◎、低アレルゲン | |
デメリット | 値段が高い・種類が少ない |
※数値は100gあたり
【結論】鹿肉と馬肉はほとんど同じ…
結論からいうと、鹿肉と馬肉に大きな違いはありません。
正直、困っちゃいますよね…。
しかも、成分値だけでなく含まれる栄養素も似ているため、メリットやデメリットに関しても鹿肉と馬肉は同じです。
- 低脂質・低カロリーで太りにくく、ダイエットに最適
- 高タンパクで栄養価も高い
- 不飽和脂肪酸が豊富で、毛並み毛艶に◎
- アレルギーになりにくい
鹿肉・馬肉はチキンなどに比べると脂質やカロリーはケタ違いに低いのが特徴です。
愛犬のダイエットを目的とするなら、真っ先に選ぶべきは鹿肉か馬肉です。
※その他のお肉との違いは下の表を参照してください
鹿肉 | 馬肉 | チキン | ラム肉 | |
タンパク質 | 22g | 20g | 25g | 18g |
脂質 | 1.5g | 2.5g | 13g | 16g |
カロリー | 109kcal | 110kcal | 229kcal | 198kcal |
※100gあたり
鹿肉・馬肉はアレルギーになりにくいことでも有名です。
犬は昔から鹿肉・馬肉を食べてこなかったため、免疫機能が反応しづらくアレルギーになりにくいんですね。
また、チキンや牛などの家畜は太らせるためのホルモン剤などが牧場で使用されますが、鹿肉・馬肉には使用されません。
つまり、添加物によるアレルギーのリスクも極端に下がるということです。
続いてデメリットです。
- 食いつきにムラがある(好き嫌いが分かれる)
- ドッグフードの値段が高い
- ドッグフードの種類が少ない
チキンなどに比べると、鹿肉・馬肉は脂肪分が少なく、味にクセがあります。
そのため、正直にいうと鹿肉・馬肉は犬のなかでも好き嫌いは分かれます。
また、鹿肉・馬肉は流通量が少ないため、ドッグフードの値段も高く、種類も少ないのが難点です。
鹿肉と馬肉どっちも良いんだけど、どうすればいいの?
鹿肉・馬肉ともに犬に与えるメリットは大きく、どちらを選んでも間違いではありません。
しかし、最終的には鹿肉と馬肉どちらかのドッグフードを選ばないといけません。
そこで、今回は「これなら失敗しない!」「買ってから後悔もしない!」というドッグフードの選び方を紹介して終わりにします。
鹿肉と馬肉どっちを選ぶ?後悔しない選び方を解説!

正直、どういった基準で鹿肉or馬肉を選ぶかについては頭を悩ませました。
しかし、「自分ならどうするだろう?」と考えているうちに、失敗しない選び方にたどり着くことができました。
一応私はドッグフード関係の仕事に4年携わっていますし、先代の愛犬を19歳まで長生きさせた経験もあります。
そのため、以下で紹介する良質なドッグフードの選び方についてもある程度の信頼性はあると思っています。
それではさっそく!
【1】気になった製品から高品質なものをピックアップ

まずは鹿肉や馬肉を使ったドッグフードをいくつかピックアップしましょう。
ピックアップするのはインターネットやSNSで気になったものでOKです。
ただし、鹿肉・馬肉を使ったドッグフードなら何でもいいわけではありません。
なかには粗悪品もいっぱいあるので、高品質なドッグフードだけを厳選していく必要があります。
そのために、
- 主原料に鹿肉・馬肉が記載されているか
- 添加物は使用されていないか
は最低限チェックしておきましょう。
なお、主原料は原材料の1~3番目くらいに書かれているものです。
上の例でいうと、主原料は鹿肉と牛肉になります。
なお、主原料に鹿肉などのお肉以外の食材がきているものは論外です。
安価なドッグフードでは、栄養価の低いトウモロコシなどが主原料に使われることも多いので注意が必要です。
また、添加物については着色料や香料などの表記がないかをチェックしておきましょう。
以下の記事を見ながら原材料をチェックすると、不必要な添加物が使われているかどうかはひと目で分かります。
【2】用途に合わせて選ぶこと

2つ目のポイントは、【1】で厳選したドッグフードのなかから用途に合わせて選ぶことです。
ダイエット目的ならダイエットに合ったドッグフードを、アレルギー対策なら低アレルゲンのドッグフードを、ということです。
なぜこんな当たり前のことを書いているのかというと、鹿肉・馬肉がいくら低脂質・低カロリーといっても、ドッグフード自体の脂質やカロリーが低いとは限らないからです。
たとえば、同じ鹿肉メインのドッグフードでも、以下のように保証成分値は全く違います。
タンパク質 | 脂質 | カロリー | |
ファインペッツ | 27.1%以上 | 16% | 440kcal |
みらいのドッグフード | 30%以上 | 9%以上 | 335kcal |
デイリースタイル | 30%以上 | 10%以上 | 400kcal |
※100gあたり
愛犬に必要な成分とドッグフードがミスマッチしないよう、事前に成分値などはチェックしておいたほうが良いです。
ちなみに、用途に合わせて選ぶ際のポイントとしては、
- アレルギー対策なら原材料にアレルギー性の高い食材が含まれていないか
- ダイエット目的なら脂質やカロリーを重視
- 値段を重視するなら、コスパや定期割引の有無をチェック
といった感じです。
【3】お試しサンプルがあるドッグフードを選ぶ

最後のポイントはお試しサンプルがあるものを選ぶことです。
というのも、馬肉や鹿肉はそのほとんどが脂肪分の少ない赤身で、味にもクセがあります。
チキンなどのお肉に比べると、ワンコによって好き嫌いが分かれます。
そのため、お試しやサンプルを利用して食いつきだけでもチェックしておいたほうが安心です。
タダ同然でお試しできるメーカーもありますし、お試しを使えば「せっかく買ったのに食べなかった…」という失敗も防げます。
鹿肉・馬肉ドッグフードの選び方【まとめ】
- 高品質なドッグフードをいくつかピックアップ
- 原材料や成分をチェックして用途に合ったものを選ぶ
- お試し・サンプルがあればなお良し!
鹿肉や馬肉のドッグフードも調べるとたくさん見つかりますが、高品質なドッグフードはそう多くありません。
なので、高品質なフードをピックアップする作業は難しくないはずです。
しかし、そこから自分の愛犬に適したドッグフードを選ぶのは少し難易度があります。
原材料や成分の見方を知っていないと、「思っていたドッグフードと違った…」なんてことも起こります。
そうした失敗を避けるために、あらかじめ全70種類以上のドッグフードから高品質な鹿肉・馬肉ドッグフードを厳選した記事も書いています。
「原材料などをいちいち自分で調べるのは面倒くさい」という場合は参考にしてみてください。
↓鹿肉ドッグフードはこちら↓
↓馬肉ドッグフードはこちら↓
まとめ
今回はドッグフードの鹿肉と馬肉の違いについて解説しました。
最後にもう一度内容をおさらいしておきましょう。
- 鹿肉と馬肉の違いはほとんどない
- 気になったものから愛犬に合ったものを選べばOK
- お試し・サンプルで食いつきをチェックできると安心
鹿肉・馬肉はどちらも犬にとって理想的なお肉です。
ドッグフードの値段や種類の少なさはデメリットですが、それさえクリアすれば愛犬の健康は保証されたようなものです。
今回の選び方を参考に、ぜひ愛犬にピッタリのドッグフードを見つけてあげましょう!
「よし、鹿肉か馬肉のどっちかにする!だけど、どのドッグフードを選べばいいか分からない」
そんな場合はぜひ以下の記事を読んでみてください。
記事内では、高品質な鹿肉・馬肉ドッグフードをそれぞれ3つずつ厳選しています。
ひと目でうちの子に合ったドッグフードが分かるのでぜひご覧あれ。