
「イースター『柴専用』が気になるんだけど、実際どうなの?」「口コミや評判が知りたい」
あなたもこんな風に悩んでいませんか?
実は、この記事で紹介する原材料のメリット・デメリットなどを知ることで、買うべきか否かがすぐに分かります。
なぜなら、ドッグフードの善悪は原材料で決まり、低品質なドッグフードで使われる原材料というのも共通しているからです。
この記事ではイースター『柴専用』の原材料や成分を本音で評価しています。
実際に購入した飼い主さんの口コミも紹介しているので、ぜひ購入前の参考にしてみてください。
この記事の目次
イースター『柴専用』の基本情報

出典:Amazon.co.jp
参考価格 | 596円(2.5kg) |
1kgあたりの価格 | 約238円 |
原産国 | 国産 |
粗悪な原材料 | チキンミール、フェザーミールなど |
酸化防止剤 | 危険性なし |
着色料 | なし |
販売場所 | Amazon、楽天など |
評価 | Cクラス |
※価格は2019年6月時点のAmazonを参照
イースター株式会社が販売する「日本犬・柴専用」は、日本人になじみのある“柴”の毎日の健康を維持するために開発された柴専用フードとなっています。
公式サイトによると、柴犬の皮膚や理想的な体型を維持するために、ハーブやビタミン・ミネラルを強化して配合しているとのこと。
1kgあたりの価格を見ても、まさに“激安”ドッグフードといえる値段ですが、果たしてその中身は価格に見合うものになっているのでしょうか?
イースター『柴専用』の原材料を辛口評価

それではさっそく原材料と成分を見ていきましょう。※以下、好ましくない原材料があれば赤文字にします

原材料をチェックしたうえで、当サイトではCクラス「不要な穀物や添加物が目立ち、犬の健康よりも売り上げや見た目などを重視した原材料」としました。
1kg200円ちょっとで販売できる原材料なら「まぁこうなるよな」といった感じ。値段相応という印象です。
それでは、イースター『柴専用』の一体どこがイケないのか?3つのポイントに絞って、これから解説していきます。
今後の安全なドッグフード選びの参考にしてもらえればと思います!
【1】主原料はすべて家畜の飼料

『イースター柴専用』では主原料にコーングルテンフィード、小麦粉、米ぬか、小麦ふすまなどが使用されています。
あなたはこれらの穀物を見て「トウモロコシと小麦がメインなんだ」と思っていませんか?違いますよ。トウモロコシと小麦の残りカスがメインです。
- コーングルテンフィード⇒トウモロコシからデンプンを精製する際の副産物。主に外皮部分で、家畜の飼料。
- 米ぬか⇒玄米を精製する際の外皮・胚(はい)。家畜の飼料。
- 小麦ふすま⇒小麦の粒の外皮・胚芽。家畜の飼料。
いずれも身の部分ではなく、外皮などの本来は捨てる部分です。よくても家畜の飼料に利用されるくらいの部分です。
当然、外皮の部分なんて犬にとって栄養価値はほとんどありませんし、愛犬が毎日食べるようなものではありません。

さらに、イースター『柴専用』に使用されているトウモロコシ・小麦・大豆はいずれも消化が悪くアレルギー性の高い穀物です。
今では「トウモロコシと小麦は不使用」とわざわざ但し書きを入れるドッグフードもあるくらい、犬には好ましくない原材料なんです。
あなたは愛犬に毎日、消化が悪くアレルギー性の高い“家畜の飼料”を食べさせたいですか?
【2】『肉類』は死んだ動物の内臓かも

原材料に『肉類(チキンミール、フェザーミール)』という表記がありますが、これは新鮮なお肉ではなく“副産物”である可能性大です。
よく考えてみてください。新鮮なお肉を使用しているなら、『チキン生肉』『新鮮なラム肉』と表記したほうがメーカーもアピールになります。
わざわざ『チキンミール』という中身がよく分からない表記はしませんよね?
それでは『チキンミール』とは一体何なのか?簡単にいうと“鶏の内臓やクチバシなどをミキサーでごちゃ混ぜにしたもの”です。

まぁ、1kg200円ほどで売られているドッグフードなので、スーパーで売っているような新鮮なお肉を使っていないのは明らかですが…。
当然ながらクチバシや内臓は消化が悪く、犬にとって栄養価値はほとんどありません。
また、『フェザーミール』も同様ですね。フェザーミール=羽根を粉状にしたものですが、消化が悪いのは一目瞭然です。
そもそも「愛犬に羽根を食べさせたい」と思う飼い主さんっているんでしょうか…。
【3】原材料が柴犬に特化していない

最後の問題点は致命的です。『柴専用』とアピールされていますが、柴犬に特化した栄養素や成分は見られません。
柴犬は抜け毛が多いので、毛先までしっかり栄養が行き渡るよう、
- 動物性タンパク質
- オメガ3脂肪酸
などを配合するなど、それ相応の配慮が見られてもいいのですが。
イースターでは主原料に『植物性タンパク質』を使用していますし、サーモンオイルや亜麻仁油といったオメガ3脂肪酸源も見られません。
これではかえって抜け毛が増えたり、毛並みが悪くなってもおかしくありません。
そもそも『柴犬専用』というように犬種別にドッグフードを分けるのは、メーカーの販売戦略です。
本来は犬種別に分けなくても、しっかり栄養が摂れるドッグフードなら何の問題もありません。
これは人気商品に並ぶプレミアムドッグフードを見れば明らかで、いずれも「全犬種対応」の1種類のみで犬種別に分かれていません。
特に日本人は「○○専用」という言葉に弱いみたいですが、イースターのように「全くその犬種に配慮されていない」ということも多いので注意してください。
イースター『柴専用』の成分値をチェック!
粗タンパク質 | 23.5%以上 |
粗脂肪 | 8.5%以上 |
粗繊維 | 6.0%以下 |
粗灰分 | 9.5%以下 |
水分 | 10.0%以下 |
カロリー | 325kcal/100g |
保証成分値の数値はいずれも標準的、問題がないように見えます。
ただし、主原料に穀類(植物性タンパク質)を使用しているため、「粗タンパク質23.5%」のほとんどは穀類に由来するものと予想できます。
犬にとって最も必要なのは『動物性タンパク質』なのですが、イースター『柴専用』ではほとんどお肉が見られないので、栄養面には期待できないと思います。
犬レンジャイの総評

こんなことを言うと怒られてしまいそうですが、“価格を抑えることに全力を注いだドッグフード”というのが正直な感想です。
主原料は家畜の飼料で、クチバシや内臓も入っている。おまけに大して柴犬に配慮されていないドッグフードをあなたは与えたいですか?
あなたの愛犬の健康を考えると、さすがに当サイトからオススメすることはできません。
こうして『柴犬専用』とうたうことで売り上げを伸ばすドッグフードもたくさんありますが、なにも『柴犬専用』にこだわる必要はありません。
全犬種・全年齢対応フードのほうが良質なドッグフードが多い傾向にあるので、ぜひ以下のページから高品質なドッグフードを一度チェックしてみてください。
イースター『柴専用』の口コミ・評判

実際にイースター『柴専用』を購入した飼い主さんの口コミや評判もいくつかピックアップしてみました。
イースター『柴専用』の良い口コミ・評判
これを食べさせるようになってから、毛艶が良くなったと言われるようになりました。
お通じもとても良くてそんなに?ってなることも…w
うちの犬はこれじゃないと食べませんでした(笑)
毛艶もうんちの状態もいいし値段も手頃なので、これからも買わせてもらいます。
良い口コミは他にもたくさん見かけましたが、そのほとんどが上記の口コミの内容と同じでした。
「毛並み・毛艶が良い」「値段がお手頃」と満足している飼い主さんも一定数いるのは事実ですね。
イースター『柴専用』の悪い口コミ・評判
安くてコスパの良さはあると思います。食いつきもふつうによかったのですが、魚味のほうは便が下痢気味になってしまい、チキン味のほうは逆に硬い便でした。
うちの犬には合わなかったです。
これを与えると下痢をします。
うちの犬には合ってないようです。
説明書通りに食べさせ、他の物は与えていないのに
どんどんワンちゃんが太っていきます。
説明書きの量が多すぎるのでは?
まもなく1歳の黒柴(豆サイズ)なのですが、いまいち食いつきがよくありません。これしかあげないと食べますが。。。ウンチは結構匂います。
「チキンたっぷり」ではなく、「チキン味」であることに注意しましょう。
良く食べてくれるのですが、糞の量が多いのが気になりました。そして、胃腸炎になってしまいました。9か月の子なので
負担がかかってたのかもしれません。
良さげなパッケージ表示ですが、消化吸収が良くない感じがします。
これにしたら便がすごく増えて、下痢ではないですが、1日に3回も散歩に行きたがり、3回ともガッツリ便をしました。
原材料表示を見て絶句。「鶏肉」は1グラムも入っていない。チキン味だけど、チキンは入っていません。
悪い評判のなかには「下痢になった」「胃腸炎になった」という声もチラホラ。原材料にあれだけ穀物やチキンミール・フェザーミールを使っているので、ある意味当然なのですが…
こうして実際に健康被害に合っている子を見ると、いたたまれない気持ちになります。
また、「チキン味だけど、チキンは入っていない」という核心をついた口コミも。メーカーの販売戦略にはダマされないように気を付けたいところですね。
まとめ
今回はイースター『柴専用』の原材料や成分を評価してみました。
最後に、もう一度内容を確認しましょう。
- 主原料のほとんどは家畜の飼料レベルの品質
- チキンミール・フェザーミールなど消化の悪そうな原材料がたっぷり
- 柴犬に特化した原材料には到底見えない
- 口コミでも厳しい意見が目立つ
『柴専用』とパッケージに書かれていると「うちの子に良さそう!」と思ってしまいがちですが、個人的に『柴犬専用』ドッグフードで「これは良いな」と思えるフードには出会ったことがありません。
高級プレミアムドッグフードと呼ばれるものの多くが「全犬種・全年齢対応のドッグフード」ということからも、犬種別に分ける必要はないことが分かりますよね。
この記事があなたのワンコの長生きに少しでも役に立てば幸いです。